ワイン試験の基礎問題集

練習問題を作ってみた

日本ソムリエ協会教本「スイスのワイン」

ソムリエ教本の「スイスのワイン」に関する記述での間違いや気になったことについて書いています。

1998年版教本(平成10年)

p.351 の概略に スイスにおけるぶどうの栽培面積は14,890haでぶどう生産量は165,653t、ワイン生産量は年間1,304,000hℓである。そのうち80%はフランス語圏に集中している。白ワインが60%を占め と書かれていますが、Statistiques vitivinicoles にある1996年のデータではフランス語圏にあるぶどう畑は栽培面積の 76.59 % ですし、1,304,000 hl のマストの内 52.84 % にあたる 689,000 hl が白ぶどうのマストと書かれているので、60 % という数値は間違いになると思います。

教本では OIV のデータとして 1,304,000 hl をワイン生産量としていますが、マスト(果汁)からはほぼ同量のワインが造られるので、マストの生産量=ワイン生産量としているのだと思います。

白ぶどう品種シャスラー(Chasselas)の説明で p.352 に スイスの全ぶどう生産量の約60%を占めている。 と書かれていますが出鱈目です。(白ぶどうの中で約60%と言いたかったのでしょうが……。)

p.353 のヴァレー・カントンの説明で スイスのワイン生産量の約半分を生産する地域で と書かれていますが、1996年のデータでは 39.46 % でしかありません。

p.354 のジュネーブ・カントンの説明で 45%がシャスラー、30%がガメイであるが と書かれていますが、1996年のデータではシャスラーの栽培比率は 36.83 % でガメイは 37.13 % と、ガメイのほうが大きくなっています。

ヌーシャテル・カントンの説明で シャスラーが56%を占めその他白ぶどう品種としてはシャルドネ、リースリング、シルヴァーナなどがある。 と書かれていますが、1996年のデータではシャスラーの栽培比率は 51.82 % で、リースリングとシルヴァーナに関しては全く栽培面積が載っていません。

ティチーノ・カントンの説明で セミヨン、ソーヴィニヨン・ブランなどからの白ワインはわずか2%で と書かれていますが、白ワインの比率は 4.93 % ありますし、白ぶどう品種で栽培面積が大きいのはシャルドネで次はシャスラーになります。

1999年版教本(平成11年)

概略のデータが1997年のものに更新されています。

2000年版教本(平成12年)

概略のデータは1997年のままですが数値は詳しくなっています。

州ごとの説明も詳しくなっていますが情報を乱雑に詰め込んだだけの酷いものになっています。

2001年版教本(平成13年)

概略のデータが1998年のものに更新されていますが、1997年の栽培面積(14,934 ha)が1998年のデータとして使われています。また、本文で使われているデータは2000年版教本と同じものがあります。

何故か資料編では1998年ではなく1997年のデータ(地域別ぶどう栽培面積・ワイン生産量)が使われています。

「ワインの産地と特徴」の説明で スイス東部(Ostschweiz)=スイス・アレマニック(Suisse Alémanique)=Deutsch-Schweiz=スイスのドイツ語圏 と書かれていますが出鱈目です。参考ページ : スイス 言語 - Wikipedia

p.340 のヴァレー州の説明で スイスのワイン産出量の約半分を生産する地域で と書かれていますが、1998年のデータでは生産量の 39.94 % になっています。

ヴァレー州の代表的なワインであるドール(Dôle)の説明で ピノ・ノワールとガメイで80%以上を占め、うちピノ・ノワールが51%以上でなければならない。 と書かれていますが、ドールはピノ・ノワールのみか、ピノ・ノワールとガメイで 85 % 以上を占める黒ぶどう品種のブレンドで造られるワインになると思います。また、規定はピノ・ノワールが主体のブレンドとなっていますが、51 % という数値はどこにもありません。

最低糖度を満たさないピノ・ノワールとガメイはGoronという名のもとに出荷される。 という記述は、ドールの基準を満たさなければゴロン(Goron)として販売されると言いたいのだと思いますが出鱈目です。ドールとゴロンに関連性はありません。

ヴォー州の説明で 80%はシャスラーから造られる白ワイン と書かれていますが、1998年のデータでは生産量に占める白ワインの比率はシャスラー以外を含めても 75.96 % でしかありません。

また、品質表示の上級ワインが2種あり、ひとつはサルヴァニャン(Salvagnin)で、ガメイとピノ・ノワールの単独あるいは混醸からなり、評議会認定のテイスティング・コミッションで、20点満点中17点以上を獲得したもののみに与えられる。他方はシャスラから造られる白ワインのテラヴァン(Terravin)であり、上記検査で20点満点中18点を獲得したもののみに与えられている。 と書かれていますが、サルヴァニャンは州で認可されている黒ぶどう品種であればガメイやピノ・ノワールでなくても造ることができます。

また、テラヴァンはシャスラ以外の白ぶどう品種からも造られますし、赤ワインも認められています。

ヴォー州には 6つの栽培地区からなり、28のA.O.C.がある。 と書かれていて p.341-342 に載っている6地区の栽培面積を合計すると 3,662 ha ですが、1998年のヴォー州のぶどう栽培面積は 3,875 ha あります。213 ha のぶどう畑は何処にあるのでしょう?

また、AOC の数は28もありません。

ジュネーヴ州の説明で p.342 に 39%がシャスラ、24%がガメイである。 と書かれていますが、1998年のデータではシャスラの栽培比率が 36.18 % で、ガメイが 35.55 % になっています。また、教本に載っているジュネーヴ州の3地区の栽培面積を合計すると 1,449 ha ありますが、1998年のジュネーヴ州のぶどう栽培面積は 1,360 ha しかありません。

ヌーシャテル州の説明で p.343 に 黒ぶどうとしては唯一の認定品種ピノ・ノワールがあり と書かれていますが、Gamaret と Garanoir も認可されています。

ピノ・ノワール100%で造られるロゼワイン、ウイユ・ド・ペルドリ(Oeil de Perdrix)が、ヌーシャテルで最初に造り出したワインとして質的にも優れている。 と書かれていますが、ピノ・グリとピノ・ブランを 10 % まで加えることが許されていると思います。

p.346 のバーゼル・ラントシャフト(Basel-Landschaft)の説明に ドイツ語圏で唯一シャスラーが栽培されている。 と書かれていますが出鱈目です。

チューリヒ州の黒ぶどう品種としてマルベックの名がありますが1998年のデータには載っていません。

p.347 のシャフハウゼン州の説明に 現在は86.7%がピノ・ノワールを中心とする赤ワインとなっている。 と書かれていますが、1998年のデータでは白ワインの比率が 24.62 % あります。

p.349 のティチーノ州の説明に 栽培面積は1900年の7,000haから946haまで減っている。 と書かれていますが、1998年の栽培面積は 877 ha しかありませんし、1994年の時点でも 891 ha です。946 ha は何年のデータなのでしょう。

2002年版教本(平成14年)

概略のデータ(ぶどう栽培面積、ワイン生産量)だけが1999年のものに更新されていますが、残りは資料編も含めて2001年版教本と同じです。

2003年版教本(平成15年)

概略のデータ(ぶどう栽培面積、ワイン生産量)だけが2000年のものに更新されていますが、残りは資料編も含めて2001年版教本と同じです。

2004年版教本(平成16年)

概略のデータ(ぶどう栽培面積、ワイン生産量)は2003年版教本と同じで、残りは資料編も含めて2001年版教本と同じです。

2005年版教本(平成17年)

概略のデータ(ぶどう栽培面積、ワイン生産量)が2002年のものに、「品種別生産地域別面積」が2003年のデータに更新されていますが本文は2001年版教本と同じで古い情報が使われています。

2006年版教本(平成18年)

概略のデータ(ぶどう栽培面積、ワイン生産量)だけが2003年のものに更新されています。本文は2001年版教本と同じです。

2007年版教本(平成19年)

概略のデータ(ぶどう栽培面積、ワイン生産量)だけが2004年のものに更新されています。本文は2001年版教本と同じです。

2008年版教本(平成20年)

2007年版教本と全く同じ内容だと思います。

ちなみに、概略の フランス語圏の西部スイス・ロマンドが11,277ha、ドイツ語圏の東部が2,584ha、イタリア語圏の南部ティチーノが1,071haである。 という記述は2005年版から変わっていません。

2009年版教本(平成21年)

統計データが更新されています。

2010年版教本(平成22年)

概略のデータ(ワイン生産量)だけが2006年のものに更新されています。

2011年版教本(平成23年)

ぶどう栽培面積、ワイン生産量のデータが2009年のものに更新されています。

地域分類の表記が「スイス・ロマンド、スイス東部、ティチーノ」から「スイス・ロマンド、スイス・アルモン、スイス・イタリエンヌ」に変わって、3地域の地図も加わっています。

p.359 の Vin de Pays の説明に 各州の伝統的ワインの呼称(Dénominations traditionnelles)はここに属しており、代表的なワインは次のとおりである。 と書かれ以下のリストが載っていますが、ほとんどが AOC でしか使えない Dénominations traditionnelles だと思います。例えば、Dôle は La Dôle est un vin AOC du Valais issu de Pinot noir pur ou d'un assemblage de cépages rouges comprenant au moins 85% de Pinot noir et de Gamay, part dans laquelle le Pinot noir domine と規定されています。

  • ヴァレー : Dôle, Ermitage du Valais=Hermitage du Valais, Fendant, Goron, Johannisberg du Valais, Malvoisie du Valais, Païen=Heida
  • ヴォー : Dorin, Salvagnin
  • ティチーノ・メソルチーナ(グラウビュンテン): Nostrano

p.362 のヴァレー州の説明で ワイン産出量の約50%を生産するスイス最大のワイン産地 と書かれていますが、2009年のデータでは 40.66 % でしかありません。

p.365 ジュネーヴ州の AOC の説明で 32のぶどう品種が指定されている。 と書かれていますが、Règlement sur la vigne et les vins de Genève では37のぶどう品種が指定されています。

2012年版教本(平成24年)

概略で 赤の生産量は全体の58%、白は42% と書かれていますが、2010年版教本で 赤向けぶどうの栽培面積は全体の58% と書かれていた箇所を2011年版教本に写す際に間違え、チェックもせずそのまま2012年版に載せているのだと思います。

白ぶどうのマストの生産量は2009年のデータでは 47 % に、2010年のデータでは 48 % になっています。

2013年版教本(平成25年)

統計データ(品種別栽培面積等)が2011年のデータに更新されています。

2014年版教本(平成26年)

統計データ(品種別栽培面積等)が2012年のデータに更新されています。

p.371 のヴォー州の説明で 州では評議会の検査で20点中18点を獲得した高品質のシャスラにのみロリエ・ドール・テラヴァン(Lauriers d'Or Terravin)の称号を与え、ボトルにはその黄金色のラベルが貼られ と書かれていますが出鱈目です!

Dégustation | terravin.ch に載っているように1998年以降は赤ワインも認められています。教本に書かれているようにシャスラ以外の白ワインは最初、ロリエ・ドール・テラヴァンには選ばれなかったのでしょうか?

2014年度ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ開講中! にシニア試験の過去問が載っていますが明らかに誤問ですね。

スイスのVaud州でLauriers d'Or Terravinの称号が与えられるワイン用ブドウ品種を一つ選んでください。

  1. シャスラ
  2. ガメイ
  3. ピノ・ノワール
  4. ミュラー・トゥルガウ

p.376 のバーゼル・ラントシャフト州の説明に 南のエーシュ(Aesch)では、ドイツ語圏で唯一シャスラが造られている。 と書かれていますが、ドイツ語圏の他の州でも、バーゼル・ラントシャフト州に比べれば少ないもののシャスラを栽培しています。2012年のデータではドイツ語圏のシャスラ栽培面積の 76 % ほどをバーゼル・ラントシャフト州が占めていることになります。

エーシュ以外のバーゼル・ラントシャフト州でもシャスラは栽培されているでしょうし……。

2015年版教本(平成27年)

統計データ(品種別栽培面積等)が2013年のデータに更新されています。

2016年版教本(平成28年)

統計データ(品種別栽培面積等)が2014年のデータに更新されています。

2017年版教本(平成29年)

統計データ(品種別栽培面積等)が2015年のデータに更新されています。

2018年版教本(平成30年)

統計データ(品種別栽培面積等)が2016年のデータに更新されています。

2019年版教本(平成31年)

ヴァレー州の AOC の説明で p.633 に グラン・クリュには8つの地域とブドウ品種が指定されている。 と書かれていますが幾つかの産地が抜けています。参考ページ : Les Vins du Valais | Les appellations Grand Cru

また、グラン・クリュのコンテ(Conthey)の指定ブドウ品種として Chasselas, Chardonnay, Pinot Noir, Gamay, Cornalin の名が書かれていますが間違いだと思います。参考ページ : Les Vins du Valais | Conthey

ヴォー州の説明で 6つの地区の特徴は次の通りである。 と書かれ、La Côte, Lavaux, Chablais, Côtes de l'Orbe, Bonvillars, Vully の地区名が載っていますが、ヴォー州のワイン産地は Dézaley Grand Cru と Calamin Grand Cru を含めた8地域(Région)に分類されると思います。

2019年版教本で「州別A.O.C./K.U.B./D.O.C.一覧表」が加わり、各 AOC で造られるワインのタイプと主に使われるぶどう品種が載っているのですが、スイスの AOC はフランスとは違い州としての規定はあるものの個々のワイン産地(AOC)で「ワインのタイプ」や「使用できるぶどう品種」の規定はされていないと思います。

教本には各 AOC について 赤向け品種(主なもの)ロゼ向け品種(主なもの) のように書かれ複数のぶどう品種名が載っていますが、たぶん適当に品種名を並べているだけだと思います。

また、教本ではワインのタイプが以下のように分類されているのですが、AOC の規定とは異なるように思います。

AOC Valais のワインのタイプとして Flétrie が載っているのですが、Flétrie は「枯れる、しおれる」といった意味で使われるフランス語で「ワインのタイプ」とするのは無理があるように思います。スイスでは Flétrie が公式に「ワインのタイプ」をあらわす用語として認められているのでしょうか?

AOC Dézaley の赤向け品種(主なもの)として Ancellotta の名がありますが出鱈目です。黒ぶどうでは Gamay, Merlot, Pinot Noir が主要な品種になります。

「州別A.O.C./K.U.B./D.O.C.一覧表」にはまだ多くの間違いがありそうなので時間をかけてチェックしていこうと思います。2019年度の認定試験が始まる前に更新できればいいのですが……。

参考サイト

Office fédéral de l'agriculture OFAG | Vins et spiritueux

スイス連邦農業局のアルコール飲料部門

Statistiques vitivinicoles(1994年以降のぶどう栽培とワイン生産の統計)

admin.ch - Droit fédéral
The official portal for Swiss vine and wine

スイスワインのプロモーションサイト

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Comment

  1. みあ より:

    夜分に失礼します。今ソムリエ試験勉強中ですが、間違いや統一性の無さに混乱・悩まされています。昨日はスイスの例のサイトの産地、品種と内容のかけ離れた教本に呆れました。今日はハンガリーですが早速地域名のスペルが現地語であるものとそうでないものが入り混じっていて「どっちで覚えろというんだ」の連続でした。あ、そうしているうちにスロベニア地域のスペルが統一されてないことに気づきました。
    Primorska (Primorje)
    Posavska (Posavje)
    Podravska (Podravje)
    一番上だけ現地と違う・・でもこんな事は他のミスに比べて可愛いものなので、気にせず進みます。

    先ほど気づきましたが練習問題を作られているのですね。
    ひと段落したら、取り組んでみようと思います。
    ありがとうございます!

  2. katabami より:

    みあさんコメントありがとうございます

    このブログに興味をもっていただけるのは嬉しいのですが、協会の試験に合格するためには「教本に書かれているまま」憶えましょう!

    ワインスクールでも試験合格を優先するため、あえて「教本に書かれている間違い」を訂正せずに出鱈目を教えています。

    ちなみに、このブログの練習問題は協会の試験向きではないので注意が必要です。

  3. katabami より:

    追記
    スロベニアの3地域は教本に載っている Primorska, Podravje, Posavje で間違っていないと思います。
    Primorska, Podravje, Posavje はワイン生産地域としての分類で、「伝統的な地方」や「統計上の地方」としての地域分類とは異なるようです。

  4. ブリュタル より:

    katabamiさま。
    2019年度ソムリエ試験勉強中の者です。
    誰に聞いても解けなかった疑問が、このサイトで緩和されております。めちゃくちゃわかりやすい指摘サイトありがとうございます!
    スイス問題が割と出題されるだろうなと予測し、結構細かいところまで勉強しているのですが、スイスの頁は、たしかに間違いが多いように思います。

    質問なのですが、19年教本631Pに『主要なA.O.C.ワイン』が掲載されていますが、これは『A.O.C.』とは別物ですか?
    たとえば、633Pにヴォー州のAOCとして10箇所AOCが載っていますが、ここには前述の主要なAOCに書いてあったサルヴァニャンAOCが入っていません。

    もっと言うと、ヴァレー州のドールはAOCじゃないのでしょうか?これはAOCヴァレーに含まれるの?

    『主要なA.O.C.ワイン』には、ヴァレー州のAOCは2つ書いてあるのに、すぐあとのヴァレー州の頁でAOCはヴァレーのみ。って書いてあって、混乱しております。

    独学なので、誰に聞くにもいかず。ネットをさまよっていましたら、こちらにたどり着きました。

    ワインは、勉強し始めたばかり2年目です。無知ですみません。

    何卒、ご教示いただけたら、スッキリ勉強が再開できそうです。

  5. katabami より:

    教本の書き方は誰が読んでも分かり辛いと思います。

    簡単に言えば AOC は「AOC として認められたワイン産地」で、ドールやサルヴァニャンは「伝統的呼称(Dénominations traditionnelles)として認められたワインの種類」ということでしょうか。

    例えば、p.631 の「ドール・デュ・ヴァレー」は「AOC として認められたワイン産地ヴァレー(Valais)」で造られる「ドール(Dôle)という伝統的呼称の条件を満たしたワイン」ということが言いたいのだと思いますが……。

  6. ブリュタル より:

    katabamiさま

    お返事ありがとうございます。

    なるほどですね。
    そうですよねー。教本がどの対策本より一番わかりづらい。ってのが、なんともf(^_^;

    つまづいてられないので、なんとか自分なりの解釈・咀嚼して次に進みます。

    ためになりました!
    ありがとうございます。

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