ワイン試験の基礎問題集

練習問題を作ってみた

日本ソムリエ協会教本「ギリシャのワイン」

ソムリエ教本の「ギリシャのワイン」に関する記述での間違いや気になったことについて書いています。

1998年版教本(平成10年)

1998年版教本の p.359 に載っている1996年のワイン生産量(4,109,000 hl)の内訳が間違っています。

教本には そのうち白ワインが32%、赤ワインが22%、ロゼが6%で、レチーナは40%を占めている。 と書かれていますが、1996年の赤ワインとロゼワインの生産量は合わせても全体の 21 % 程にしかなりません。

p.361 の「ワインの法律と品質分類」の説明に 8つの A.O.C. と20の A.O.・V.D.Q.S. が定められている。 と書かれていますが、「A.O.・V.D.Q.S.」ではなく正しくは「A.O.Q.S.」となります。

ギリシャではフランスの Appellation d'Origine Contrôlée (AOC) と Appellation d'Origine Vin Délimité de Qualité Supérieure (AOVDQS) を参考にワイン産地を分類しましたが、AOVDQS という表現ではなく Appellation d'Origine de Qualité Supérieure (AOQS) という表現を使っています。

ちなみに、1998年版教本ではギリシャワインの分類を以下のように正しい序列で載せています。

  1. ヴァン・ド・ターブル(テーブルワイン)
  2. ヴァン・ド・ペイ(ローカルワイン)
  3. A.O.・V.D.Q.S.(上級指定ワイン)
  4. A.O.C.(原産地統制名称ワイン)

p.362 ペロポネソス半島のワイン産地の説明に マヴロダフネ・ド・パトラスは14%のアルコール度をもつ酒精強化赤ワインで と書かれていますが、酒精強化ワインのアルコール度数は 15 % vol 以上が必要だと思います。

p.362, 363 ではフランス語表記の産地名と英語表記の産地名が混在していて、マヴロダフネ・ド・パトラスとマヴロダフネ・オブ・パトラスのように両方の表記が使われているものもあります。どちらかの表記に統一すればいいと思うのですが……。

1999年版教本(平成11年)

1999年版教本の p.443 に ギリシャのぶどうは北緯34〜41.5度に渡る地域で栽培されている。 と書かれていますが、北緯34度付近は海上なのでぶどうは栽培されていません。ギリシャのワイン産地で最も南に位置するクレタ島の南部がほぼ北緯35度になります。

1997年のワイン生産量(3,987,000 hl)の内訳は1998年版教本と同じ数値(白ワイン 32%、赤ワイン 22%、ロゼ 6%で、レッチーナ 40%)が使われていますが、1997年の赤ワインとロゼワインの生産量は合わせて全体の 20 % 程です。

1998年版教本では Ρετσίνα (Retsina) のカタカナ表記が「レチーナ」でしたが、1999年版では「レッチーナ」になっています。

p.445 に載っている Rhoditis(ロディティス)の説明で 緑と赤の2種 と書かれていますが意味が分かりません。また、ロディティスの説明には エギアリアの高地、アノ・ジリア、アカイア、ピルガキ、マムッシア、カラミアス地方の海抜400〜850mに偏在。 とも書かれていますが、何故、ワイン産地の説明に出てこない地名をわざわざ使うのでしょうか?ギリシャ語であれば調べることもできますが、カタカナ表記では調べることも困難です。

p.446 黒ぶどう品種の Negoska(ネゴスカ)の説明では クシノマヴロより収穫時期が早く、渋味も少ないので混醸される。 と書かれていますがどの品種と混醸するのでしょうか?収穫時期が違えばクシノマヴロとは混醸できないと思いますが……。

p.446 に カベルネ・ソーヴィニヨンは1974年から植えられている。 と書かれていますが、Katogi Averoff Winery | newwinesofgreece.com を読むとカベルネ・ソーヴィニヨンは1950年代後半には植えられていたことになります。

p.447 の「ワインの法律と品質分類」の説明で ギリシャのワイン法としては、1971年にワイン保護のため農務省により新しい法律が制定された。 と書かれていますが、ワイン関連の法律のリスト(Αμπελουργία - Οινοποίηση - Οίνος - Τράπεζα Πληροφοριών Νομοθεσίας)には「1971年の法律」を見つけることができません。

「新しい法律」に該当するのは1969年の法律(Ν.Δ. 243/1969 Περί βελτιώσεως και προστασίας της αμπελουργικής παραγωγής)になると思いますが……。

1998年版教本で AOCAOVDQS に分類されていたワイン産地ですが、1999年版教本では O.P.E.(オペ)と O.P.A.P.(オパプ)という表記に変わり、教本での序列が変わっています。

O.P.E. は AOC に該当し、序列では最上位になるのですが、以下のような教本での記述によって O.P.A.P. が O.P.E. より上位だと誤解している人がいるようです。

  1. Epitrapezios Ionus(エピトラペジオス・イノス)= Vins de Table
  2. Topikos Ionus(トピコス・イノス)= Vins de Pays
  3. O.P.E.(オペ Onomasia Proelefsis Elenchomeni)= Appelation of Controlled Origin
  4. O.P.A.P.(オパプ Onomasia Proelefsis Anoteras Poiotitas)= Appellation of Origin of High Quality = Appellation d'Origine de Qualité Supérieure = Appellation d'Origine de Haute Qualité

教本では Epitrapezios Ionus のカテゴリーにカヴァ(CAVA)が含まれていますが、Cava (Κάβα) という用語は地理的表示を伴うワインでも使うことができるようです。参考ページ : Council Regulation (EEC) No 2043/89 of 19 June 1989 amending Regulation (EEC) No 823/87 laying down special provisions relating to quality wines produced in specified regions

p.448 の O.P.E. マスカットの説明で Vin Doux Naturel の残糖が 128 g/l 以上、Vin Naturellement Doux が 150 g/l 以上、Vin de Liqueur が 180 g/l 以上になっていますがそのような規定はないと思います。(教本では残糖の単位が「mg」になっていますが……。)

ちなみに、Vin de Liqueur は酒精強化ワインのことなので、Vin Doux Naturel は Vin de Liqueur に含まれます。

マスカットの Vin Doux Naturel の説明に 仕込み後2日目に同じ地域でとれたグレープ・アルコールを加えた天然甘口ワイン。 と書かれていますが、アルコールを加えるタイミングはマストの比重等を測って決めると思います。2日目にはマストが適切な残糖量になっているのでしょうか?

Vin Νaturellement Doux の説明では バヤノス酵母を加えて発酵させたデザートワイン と書かれていますが、自然醗酵は認められないのでしょうか?また、培養酵母を使うにしても Saccharomyces bayanus に限定する必要があるのでしょうか?

マヴロダフネ・オブ・パトラスの説明で マヴロダフネ種51%、コリンシアキ種49% と書かれていますが、マヴロダフネ 51 % 以上、コリンシアキ 49 % 以下が正解です。

p.449-455 の「ワイン産地と特徴」に各地区の1994年の栽培面積とワイン生産量が載っているのですが1994年のデータではないと思います。(このデータは2016年版教本でも使われています!!!)

ちなみに、教本に載っている各地区の栽培面積とワイン生産量を合計すると栽培面積は 186,352 ha に、ワイン生産量は 6,038,550 hl になりますが、1994年のワイン生産量は約 3,000,000 hl ほどでしかありません。

1994年の栽培面積のデータは見つけられませんでしたが、Eurostat の Database に載っている1993年のワイン用ぶどうの栽培面積は約 65,700 ha ほどしかありません。生食用ぶどうを含めると1981年の栽培面積が約 186,000 ha になりますが……。

p.449 の OPAP コート・ド・メリトンの説明で ぶどう品種は白ではロディティス、アシリ、アシルティコ、赤ではリムニオ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・シラー、グルナッシュと多様 と書かれていますが、メルロ、プティ・シラー、グルナッシュはコート・ド・メリトンの認可品種に入っていません。教本が書かれた頃は認可されていたのでしょうか?

シアティスタの説明に クシノマヴロ種に加え、Vinsantoのベースになるモスコマヴロ種がある。 と書かれていますが、ギリシャで Vinsanto を造ることができるのは OPAP サントリーニだけです。

p.450 のティルナヴォスの説明で テッサリア平地最大の3,800haにマスカットが栽培されている。 と書かれているマスカットは黒ぶどう品種のマスカット・ハンブルグのことです。主な栽培ぶどう品種のリストには白ぶどうのマスカットしか載っていないので、多くの人が白ぶどうのマスカット系品種だと勘違いすると思います。

OPAP ジツァの説明で この地方の伝統的なロゼワインも造られている。 と書かれていますが、OPAP ジツァでロゼワインは認可されていません。指定地域を持つ というような書き方をすれば、地区としてのジツァではなく、OPAP のジツァのことだと判断されると思います。

教本の記述では『OPE や OPAP として認められているワイン産地」の説明なのか、地区の説明なのか区別が付かないことがあります。

p.453 のサモス島の説明で 多様な甘口ワインの産地。カトリック教会が聖餐のためのワインを生産する権利をサモスに譲渡したことによる。 と書かれていますが、カトリック教の聖餐で使われるワインはサモス島以外で造ることはできないのでしょうか?また、権利が譲渡されたことにより、何が起こったのでしょう。

p.454 のアタランティの説明では 例外的な気候、山、海の地形をもつ。 と書かれていますが、何が「例外的」なのでしょうか?

p.456 の O.P.A.P. と O.P.E. のリストで、マスカット・オブ・ロードスに使われるぶどう品種として ホワイト・マスカット種、トラニ・マスカット種 と書かれていますが、ホワイト・マスカットとトラニ・マスカットは同じものだと思います。

ホワイト・マスカット = Muscat à Petits Grains Blancs はギリシャでは Μοσχάτο Ασπρο (Moschato Aspro) と呼ばれますが、Moschato Aspro のシノニムとして Moschato Mazas, Moschato Spinas, Moschato Trani があり、トラニ・マスカットは Moschato Trani のことだと思われます。

p.457 の Topikos Ionus のリストに 1996年8月7日認定分まで と書かれ、58番目の KLIMENTI の認定日は 7/ 8/96 になっていますが、教本では官報の公示をもって認定されたものとするということなので、認定日は官報公示の1996年8月28日になり「1996年8月7日認定」は間違いになります。参考ページ : 祝「日本ソムリエ協会からの返答」

リストに載っている他の認定日もすべて間違いです。

Tirnavou が14番と51番で重複しているので1996年8月7日(官報公示1996年8月28日)までに認定されているワイン産地は57になります。p.447 には トピコス・イノス Vins de Pays は70を数える。 と書かれているのですが……。

2000年版教本(平成12年)

p.532 「mg」になっていた残糖の単位が「g」に訂正されています。

2001年版教本(平成13年)

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は1998年のデータに変わっていますが、ワイン生産量の内訳は1998年版教本と同じ数値(白ワイン 32%、赤ワイン 22%、ロゼ 6%で、レッチーナ 40%)が使われています。

2002年版教本(平成14年)

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は1999年のデータに変わっていますが、ワイン生産量の内訳は1998年版教本と同じ数値(白ワイン 32%、赤ワイン 22%、ロゼ 6%で、レッチーナ 40%)が使われています。

2003年版教本(平成15年)

概略のワイン生産量は2000年のデータに変わっていますが、栽培面積・ぶどう生産量は2002年版教本と同じです。ワイン生産量の内訳も1998年版教本と同じ数値(白ワイン 32%、赤ワイン 22%、ロゼ 6%で、レッチーナ 40%)が使われています。

地図が変わっています。ギリシャワインの産地 と書かれていますが行政区画を表しただけの地図で、ワイン産地の地図ではありません。

2004年版教本(平成16年)

Ionus〈イノス〉の表記が Oinos〈イノス〉に変わっています。

資料編 p.117 に「年度別ワイン生産量およびワイン生産用ぶどう栽培面積」として1961年から2000年のデータが追加されています。

トピコス・イノスのリスト名が「Topikos Ionus 70」から「Topikos Oinos」に代わり、2003年認定分まで となっていますが、載っているトピコス・イノスの数は58(重複分を除くと57)のままです。1996年8月7日以降に認定されたワイン産地を追加すると77産地あるのですが……。

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2001年のデータに変わり、ワイン生産量の内訳(白ワイン 35%、赤ワイン 24%、ロゼ 6%で、レッチーナ 35%)も変わりました。

2005年版教本(平成17年)

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2002年のデータに変わりましたが、ワイン生産量の内訳(白ワイン 35%、赤ワイン 24%、ロゼ 6%で、レッチーナ 35%)は2004年版教本と同じ内容です。

2006年版教本(平成18年)

2006年版教本から Ρετσίνα (Retsina) のカタカナ表記が「レッチーナ」から「レツィーナ」に変わっています。

Epitrapezios Ionus に含まれるワインのカテゴリーが「一般テーブルワイン、カヴァ、伝統的アペラシオン」から「一般テーブルワイン、カヴァ、レツィーナ」に変わっています。

p.385 に ロゼのレツィーナは、コッキネリ(Kokkineli)と呼ばれている。 と書かれていますが、『Alexis Lichine's Encyclopedia of Wines & Spirits』では Kokkineli を Mavron というぶどう品種を使ってキプロスとギリシャで造られるロゼワインとして説明しています。Kokkineli はレツィーナに限定された用語ではないのではないでしょうか。

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2003年のデータに変わりましたが、ワイン生産量の内訳(白ワイン 35%、赤ワイン 24%、ロゼ 6%で、レッチーナ 35%)は2004年版教本と同じ内容です。

2004年版で追加された「年度別ワイン生産量およびワイン生産用ぶどう栽培面積」は削除されています。

2007年版教本(平成19年)

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2004年のデータに変わりましたが、ワイン生産量の内訳(白ワイン 35%、赤ワイン 24%、ロゼ 6%で、レッチーナ 35%)は2004年版教本と同じ内容です。

2008年版教本(平成20年)

2007年版教本と全く同じ内容です。

2009年版教本(平成21年)

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2005年のデータに変わりました。

ワイン生産量の内訳は削除されました。

2010年版教本(平成22年)

ワインの法律と品質分類に ★2008年の新しいEUワイン法により、"Epitrapezios Oinos"(Vins de Table)は、"Oinos"(Vins)という名称に変更された。また、これまで "Epitrapezios Oinos" に含まれていた "Onomasia kata paradosi"(Traditional Appelation)はPGIに分類される。RetsinaとVerdeaが "Onomasia kata paradosi" として認められている。 という記述が加わりましたが、教本の内容は訂正されず「旧分類」での説明を続けるようです。

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2006年のデータに変わりました。

2011年版教本(平成23年)

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2007年のデータに変わり、地図が新しくなりました。

地図では19の産地が示されていますが何を基準に選ばれているのか分かりません。

2012年版教本(平成24年)

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2008年のデータに変わりました。

2013年版教本(平成25年)

2012年版教本と全く同じ内容です。

2014年版教本(平成26年)

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2009年のデータに変わりました。

2015年版教本(平成27年)

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2012年のデータに変わりました。

2016年版教本(平成28年)

概略のぶどう栽培面積・ぶどう生産量・ワイン生産量は2013年のデータに変わりました。

2017年版教本(平成29年)

ギリシャの章の記述が大きく変わっています。

p.390 のギリシャの「歴史」に 20世紀初頭には栽培面積が200,000haに達した。だが、その後のフィロキセラと大戦で、ワイン産業は落ち込んだ。 と書かれていますが、1961年のぶどう栽培面積は 247,130 ha あります。教本の書き方では 200,000 ha がピークのように思われるのではないでしょうか。(ぶどう栽培面積は Food and Agriculture Organization で確認できます。)

1971年にフランスを手本にした原産地呼称制度が導入され と書かれていますが、Samos〈サモス〉は1970年に AOC として認められています。

「気候風土」の 産地は北緯34〜41.5度に広がっている。 という間違った記述は訂正されずに残っています。

p.392 の「ワイン法と格付け」の PDO の説明で 35のPDOが認められている と書かれていますが、PDO として認められているワイン産地の数は33です。参考ページ : 『日本ソムリエ協会教本』2017年版のギリシャの章

PGI の説明に テーブルワインの中で、規定された原産地を表示できる。 と書かれていますが、PGI はテーブルワインではありません。

Varietal wines の説明で 同一品種を75%以上使用し、一定基準を満たしたワインは、品種名とヴィンテージを表記できる。 と書かれていますが、EU では同一品種を 85 % 以上使っていなければ品種名を表示できません。

p.394 のギリシャ北部の説明で ナウサは1971年、最初に原産地呼称の認定を受けた最も重要な産地 と書かれていますが、ギリシャで最初に原産地呼称(Appellation d'Origine)として認められたのはサモスです。ナウサは AOQS としては最初に認められたワイン産地ですが、シティア、ロードス、リムノスも同日(1971年7月16日、官報公示1971年7月26日)に AOQS として認められています。

中央ギリシャ地方の説明で アテネの後背地アッティカは11,000haを超すギリシャ最大の産地 と書かれていますが、2015 VINEYARD SURVEY(PDFファイル) を見ると2015年の栽培面積は 6,070 ha しかないようです。

また、レツィーナのベースとなるサヴァティアノは依然として、ギリシャ最大の13,000ha近い栽培面積を誇る。 と書かれていますが、2015年の栽培面積は 10,355 ha に減っています。ちなみに、2007年の時点で 12,640 ha ほどです。

2018年版教本(平成30年)

p.413 に ギリシャのワイン産地の多くが丘陵地にあり、乾燥した気候とあいまって収量が低くなることから、全体の平均収量は1ha当たり約46hℓと非常に低い。 と書かれていますが、46 hl/ha という数値は収量としてそれほど低いものではないと思います。

p.417 の[ギリシャ地域別ワイン用ブドウ栽培面積と生産量(2014年)]にペロポネソス半島の栽培面積と生産量として載っているのはペロポネソス地方のデータで、ペロポネソス半島のデータではありません。

教本で使われている2014年のぶどう栽培面積と生産量のデータは Hellenic Statistical Authority | Areas and production / 2014 からダウンロードできます。04. Wines (grapes and raisins). Areas and production by Region and Regional Unity(XLSファイル)

p.419 の「PDO として認められたワイン産地の地図」は2017年版教本から使われていますが、Kalambaki Lemnos が削除され34産地になり、2017年版教本では Vinsanto として載っていた PDO が Santorini Vinsanto に変わっています。Santorini Vinsanto は PDO ではないのですが……。

「ワインの産地と特徴」の各地方の説明にワイン生産量(2014年)という項目があるのですが、載っているのはワイン用ぶどうの栽培面積とワイン用ぶどうの生産量だけで、ワインの生産量は全く載っていません。

参考サイト

Wines of Greece

ギリシャワインのポータルサイト

Οίνος

Οίνου はギリシャ農村開発・食糧省のワイン関連のページで、統計資料やワイン法などが載っています。

Οίνοι ΠΟΠ-ΠΓΕ のページにあるワイン産地のリスト(Οίνοι ΠΟΠ-Τεχνικοί Φάκελοι, Οίνων ΠΓΕ-Τεχνικοί Φάκελοι)に各ワイン産地の仕様書へのリンクがあります。(各ワイン産地の生産区域の地図も)

ΠΟΠ は Προστατευόμενη Ονομασία Προέλευσης の略で「保護された原産地名称」を、ΠΓΕ は Προστατευόμενη Γεωγραφική Ενδειξη の略で「保護された地理的表示」をあらしています。

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